誰でもできる!webサーバを建てるまで!
環境構築編(2)
皆さん、こんにちは!模擬店「たこんぬ」の店長です!
前回は、OSやサーバ機器の構築について解説しました!今回は自宅サーバの選定をしていきます!
自宅サーバの選定
自宅サーバでは、一番簡単な方法である。中古PCを購入しそこにOSをインストールするという前提で話を進めて行きます。
自宅サーバを建てるためには最低限の自作PCの知識が必要となります。
ですのでまずは、自作PCについて簡単に解説していきます!
自作PCでは、大雑把にCPU、マザーボード、メモリー、HDD/SSD、電源の5つの性能や寿命に大幅に関わる部品とケースやファン、その他ケーブル類の必須だがある程度妥協できる部品に分けられます。
中古PCを買う際はこの性能や寿命に大幅に関わる部品をしっかりと確認し購入することが大切です。
特に、webサーバの場合は性能が低くても構わないため10年ほど前の中古PCでも十分動作しますが(当たり前ですが)寿命が残り少ない可能性があるため注意しましょう。
購入する場所は、有名メーカーでの購入でも良いですがメルカリやヤフオクなどのフリマサイトなどで購入すると安く済むので良いでしょう。
↑「サーバPC」で調べると結構出てきます
まず見るべきはジャンク品か否かと言うことです。ジャンク品では、上記の知識と合わせ修理しなければならない場合があるため更に高度な知識が必要となります。また、フリマサイトのジャンク品はジャンク品と知っていながら動作未確認品として、販売されていることもあるため注意が必要です。
また、自作PCの中古も避けるべきです。なぜなら、相性問題や電力消費、騒音等の問題を考慮されていない場合が多いからです。(特に騒音問題は自宅サーバ添い寝界隈では一番の課題になってます...)
そのため、買うべきはメーカー製のサーバになります。ただし、静音化は必須となります。
(参考程度に旧たこんぬサーバ機はこちらになります。めっちゃうるさいです。)
次に、スペックについて説明していきます。
何をするかにもよりますがwebサーバ程度であれば最近流行りのミニPCでも動きます。
しかし拡張性がない上長期間の運用は少々怖いため通常のPCとして考えてみましょう。
自宅サーバでwebサーバとして動作させるには最低でも(私見ですが)以下の条件を満たす必要があります。
・24時間稼働できること
・ワットパフォーマンスがレンタルサーバの月額料金を超えないこと
・ノートパソコンのような連続稼働を想定していないPCでないこと(火事になります)
・2010年以降に発売されたPCであること(SATA規格やPCIe規格が古いと今後の拡張性に貧しいため)
・整備性が良いこと(割とホコリとの戦いになります)
上記に加え、できれば以下の要素も重要です。
・PCIeレーンが多めであること(新旧の任意の機器を増設できます)
・ECCメモリ対応であること(データ破損に強いです)
・CPUがXEONプロセッサであること(一般向けよりも長期安定稼働に秀でています)
・RJ45のLAN端子が2系統あること(ネットワークの冗長化ができます)
以上が個人的に重視している条件になります。
全然PCの部品がわからない!!という方は2010年以降に発売されたPCであれば基本的に大丈夫です!
また、マイコンを触ってみたいという方や触ったことがあるよ!という方はラズパイ等でWebサーバを建ててみるのも良いでしょう。
ラズパイでサーバを組むと電気代を限りなく抑えることができ月100円程度で建てることもできます。(24時間稼働前提の設計でないため少々心配ではあるが)
まとめると、とりあえずWebサーバから始めて今後他のサービスもやってみたいよって人や友達や知り合いとゲームサーバ建ててゲームしてみたいよって人は中古PCのサーバー化、Webサーバを高コスパで建てたいよ!って人やマイコン勉強したい!触ってみたかった!って人はマイコンで建ててみると幸せになるのではないでしょうか。
最後に
今回は、自宅サーバの選定の基準(私見)を行いました。あまり参考にならないかもですが、役に立ててくだされば幸いです。
次回は、レンタルサーバの選定等を行います。
最後の方急ぎ足になってしまいすみません^^;何としても今年中にあげたかったもので...
私は、電車に乗れなかったり風邪を引いてしまったりと散々な年末になってしまいましたが、来年もよろしくお願いします!
2024年12月31日