誰でもできる!webサーバを建てるまで!
環境構築編(1)
皆さん、こんにちは!模擬店「たこんぬ」の店長です!
私達たこんぬは、広報活動や交流用、クーポン配布用にブログや掲示板サービスの開発、公開を行ってきました!
この開発はすべて店長である私一人で行ってきました!
実は、このサイトはWordPressやブログ作成ツールを使用せずTemplate Party様のテンプレートを利用させていただき、すべてVisual Studio Codeで作成しております。
また、最近はChatGPT等の生成AIの台頭もありかなり楽にテストコードを作成することができるようになりました!
前提知識
以前のサーバの環境は、自宅サーバを用意しwindows2022 Datacenter上でApache(Webサーバ)、MySQL(MariaDB)、PHP/Perlを利用するXAMPP環境でWebサーバを構築していました。
しかし、この環境であると自宅のLAN環境の貧弱さや、機器のオーバースペックによる電気代の肥大化(一人暮らしなのに電気代が2万円弱に...)が原因で財源的に厳しく環境を再整備することになりました。
現環境は、さくらのVPSをお借りしRocky linux上でApache(Webサーバ)、MySQL(MariaDB)、PHP/Perl(Python)を利用する所謂LAMP環境で運用しております。
こちらの環境では月500円程度で回線速度も申し分なくまた、安定して動作しております。
それでは、本題に入っていきましょう!
Webサーバを建てるにあたって選択すべき点が何点かあります。まずはOSについて比較していきましょう!
OS | ライセンス | サーバーとして利用できるか | UI | 開発のしやすさ | おすすめの開発環境 | OSサポート |
windows | 有料 | 規約違反 (開発用途(デバック等)かつ20台以下であれば可) |
GUI | ◯ | XAMPP | 最低5年間 |
windows server | 有料 | 可能 | GUI/CUI | ◯ | IIS | 最低5年間 |
Redhat系linux | 無料 | 可能 | 基本CUI | △ | LAMP | 原則10年間(rocky linux) |
Debian系 | 無料 | 可能 | 基本CUI | △ | LAMP | 通常版(中間リリース)は9ヶ月(ubuntu) |
上記は基本的なOSと開発環境等の比較です!
表を見ても分かる通り普通のwindowsはサーバ用途に利用できません!!!利用してしまうとライセンス規約違反になってしまいます
良い子の皆さんはwindows serverかlinuxを利用しましょう!!
私はwindows10でコードを書きSFTPでサーバーに転送する方法で開発しているので基本的にはこの方法で開発するのが良いでしょう。
また、重要な要素としてサーバをレンタルするか自宅サーバを建てるかといった選択があります。これについても比較していきましょう。
機器 | 初期投資 (webサーバーでの最小構成) |
月額料金(電気代) | 機器構築の難易度 | 自由度 | webサーバとしてのコスパ | ストレージサーバとしてのコスパ | ゲームサーバとしてのコスパ |
自宅サーバ(PC) | 10,000円~ | 3000円~ | 中 | 高 | 低 | 容量が増えるにつれて高 | 高 |
自宅サーバ(ラズパイ) | 3,000円~ | 100円~ | 難 | 低 | 高 | 中 | 低 |
レンタルサーバ | 500円~ | 500円~ | 易 | 中 | 高 | 容量が増えるにつれて低 | 低 |
簡単にまとめるとこんな感じです!
基本的にPCでのサーバ構築は1万円程度かかり、ストレージサーバやゲームサーバ等に向いています!
ラズパイ等のマイコンで構築するとスペックは低いがwebサーバ程度であれば十分でストレージサーバとしても利用できます!また一番ランニングコストが安いです!
レンタルサーバだと自由度が大幅に減る代わりに機器の構築の手間が減り、アナログな保守管理を行わなくても良いため火事や停電の対策等が不要であるため初心者でも実施しやすいと思います!
また、自宅サーバだとポート開放が必須であるためプライベートIPしか割り当てられていない物件に住んでいる方は別途リバースプロキシサーバを建てるかレンタルサーバーがおすすめでしょう。
(リバースプロキシサーバ等に関しては後日解説します。)
最後に
今回は、OSやサーバ構築について解説しました!次回以降具体的なサーバ構築に入っていくのでぜひ参考になさってください!
2024年12月26日